TANE STORY | Kurasiki TANE

TANE STORY

TANEのはじまり

「TANE」の始まりは9年前。オーナーの種ヶ嶋が美観地区を活性化したいと思ったのがきっかけだ。

美観地区で30年近く酒屋を営んでいたが、そろそろ引退して妻と二人でのんびりと旅行や趣味を楽しもうと考えていた。

そんな時、美観地区の様子が変わり始める。
営んでいる酒屋があるエリアではない、他のエリアへ新しい店舗が次々とオープンし始め、賑わいだしたのだ。

 

「今まで店を営んできたこのエリアも活性化させたい」

 

もともと仕事人間。商売を通してお客様に喜ばれることが好きだったこともあり、新しくお店を始めることを決意する。

倉敷発祥の「mt」を世界に発信していきたい

美観地区の活性化のためには「倉敷ならではのもの」を扱いたいという思いが強く、2つのアイテムが候補に挙がる。

マスキングテープ「mt」と「デニム」。

デニムを扱う店舗は美観地区に数店舗あったため、マスキングテープ「mt」を扱ってみようと思い至る。

 

ご存じない方も多いかもしれないが、カラフルなデザインを施したマスキングテープは倉敷が発祥だ。

TANEが扱う「mt」はデザインを施したマスキングテープの元祖である。
倉敷に本社を置くカモ井加工紙が主力製品であった工業用のマスキングテープをもとに「mt」を開発した。
現在では各社が様々なマスキングテープを販売しているが、「倉敷ならではのものを世界に発信したい」という思いから、
TANEは「mt」にこだわって販売する専門店でもある。
店舗に並ぶ「mt」の種類は1,000を超え、さながら直営店のような存在でもある。

すべて手作りのお店

「mt」専門店を始めるにあたって、まずは店舗作りから始めた。

TANEが店舗を構える場所はもともとオーナーの生家。
建物の改装は自らの手で行った。3か月かけて完成した自慢の店舗である。

 

TANEのランドマークといえば、店舗の壁一面に「mt」が並ぶ木棚だろう。
この棚ももちろん手作り。一段ずつ組み立てていったものだ。
オープン当初は壁の三分の一程度だったこの木棚も、mtの種類が増えるにつれて増築されていった。
この木棚からTANEの歴史、mtの歴史を感じることができる。

店舗の真ん中で存在感を放つ旧車のミニクーパーも木棚とならんでTANEのアイコンとなっている。

当初は古いジムニーを置く予定だったが、たまたま見つけたボロボロのミニクーパーに一目惚れ。

また外国車なら、外国からの観光客も興味を持ってくれるのではという思惑もあった。

想定していた通り外国からの観光客の反応も良く、車をきっかけに話が弾むことも多い。

さらに車の中にはプレゼントの箱がたくさん詰め込まれている。
そこにはこれからたくさんの贈り物を届けたいという思いも込めた。

思い思いの楽しみ方

木棚に並んだmtを心ゆくまで眺める。車の中にあるプレゼントをのぞいてみる、オーナーとの会話を楽しむ…
mt以外にも思い思いの楽しみ方ができるのもTANEの魅力だ。

お客様に喜ばれるものを

TANEにはmtの商品以外にもオリジナルグッズがいくつかある。

そのほとんどのグッズがお客様の「あったらいいな」という声を形にしたものだ。

mtをたくさん集めているけれど、保管がうまくできない。ぐちゃぐちゃになっているという声を聞けばすぐに「mt収納箱」を、
保管しながらすぐに使えるようにしたいという声があれば収納箱にカッターがついた「たくさんmtカッター」を開発。

「お客様のニーズに応える商品を作っていきたい、形にしていきたい」と種ヶ嶋は語る。

お客様の「かわいい」「欲しい」といった声や倉敷の魅力を発信するオリジナルデザインのマスキングテープも販売している。

「mt」の聖地へ

TANEのオープンからもうすぐ10年。現在78歳の種ヶ嶋はTANEのこれからについて、
「ここに来たかった」と言ってもらえるお店にしてきたいと、語る。


「TANE」という空間を楽しんでもらえるように、いつ来てもワクワクするお店にしていきたい。
お客様の「楽しかった!」の声をこれからもたくさん聞きたい。


そのためにこれからも倉敷の良さやmtの魅力を発信し、お客様の「かわいい」「楽しい」「欲しい」に応えていく。